星占いと星座の豆知識

『ごめんなさい〜、今日一番運勢が悪いのはてんびん座のあなたです』
朝のニュース番組でおなじみの星占いがありますよね!
星に興味を持ったことのない人も、この自分の星座は知っている人は多いのではないでしょうか。

実はこの「星占いの星座」と「夜空の星座」、少し違いがあるのです。

星占いで使われている12星座は正式には「黄道12宮」と言われるものです。
なんのこっちゃ??と思われるかもしれません。
黄道12宮とは太陽の春分点(地球の赤道と太陽の軌道の交点)を起点として、太陽の描く円軌道を30度ずつ12等分し、それぞれに12の星座の名前をつけたものです。


しかし、「黄道12宮は太陽の軌道をむりやり12等分している」、「地球の歳差運動(コマのような首振り運動)によって春分点が12宮が定められたとき(紀元前2世紀)よりズレている」ため、現在の夜空に浮かぶ星座の位置とかなり乖離しています。


自分の星座は、自分が生まれた日に、太陽が12宮の星座のどの位置にあったかで決まります。
ただし、先ほどお話ししたように夜空に浮かぶ星座の位置は黄道12宮とはズレているため、実際には太陽の位置には別の星座が浮かんでいます。
「天秤座」の人が生まれたとき、太陽は「乙女座」の位置にあったりするのです。

ですが、黄道12宮も実際に夜空に浮かぶ星座も、意味として込められた星座は同一のものですので、全くの別物というわけではありません。(黄道12宮の星座に関する内容は別連載で投稿していきます)


『今日一番ラッキーなのは乙女座のあなたです』
また、今日アンラッキーだったあなたも「夜空の星座的には乙女座だしー」と自分に都合よく気持ちを切り替えるのもいいですね!

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